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ホテルビーナス
遅ればせながら、『ホテルビーナス』を見た。
聞き慣れてしまったLOVE PSYCHEDELICOの音楽や、番宣やCMで瞼に焼き付いてしまったシーンのせいで、
すでに物語の中へ純粋に陶酔できなくなってしまっていて、ちょっと残念だった。
でも、青白い冷たい寂しい感じの映像がとても素敵だった。

■ストーリーについて

弱さを抱えながら、お互いを救い合うホテルビーナスの人々。
自らの医療ミスという現実から逃げるために酒におぼれるドクター。
ドクターに立ち直ってもらいたくて殴るワイフ。
本当の強さを知らない“殺し屋”ボウイ。
花屋の夢をかなえるためと信じながら麻薬の密売に加担してしまうソーダ。
ガイのせいで母が死んだと思い、しゃべらなくなったサイ。
サイの母を愛したガイ。
恋人の死から時間が止まったままのチョナン。
そして、彼らを見守る足の不自由なオカマのビーナス。

「ビーナスの背中を見せてください」
それは、次に旅立つまで痛みを癒すための時間と場所を与えてくださいということかもしれない。

なんか、久しぶりにすがすがしい気持ちになれるラストだった。

監督:タカハタ秀太 2004年 日本
by yasagure.yasako | 2004-11-28 00:25
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